不妊治療と仕事の両立の悩みを解消する4つの方法

妊活

不妊治療と仕事の両立で悩む人が増えています。厚生労働省の調査によると、不妊治療で生まれる子供の割合は20人に1人。不妊治療を受けている人、受けたことがある人は、5組に1組が経験しています。晩婚化社会を背景に、不妊治療を受けるカップルは今後ますます増えて、不妊治療と仕事の両立に悩む人も増えていくことが予想されます。

この記事では、不妊治療と仕事の両立につなげる方法を解説します。

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不妊治療と仕事の両立が難しい現状

NPO法人Fineの調査によると、不妊治療と仕事を両立に悩む女性は、不妊治療をしている人のおよそ90%にのぼります

また、厚生労働省による、不妊治療と仕事の両立で悩む原因の調査結果は次の通りです。

・通院回数が多い・・・21%

・精神的な負担が大きい・・・20%

・待ち時間など通院にかかる時間が読めない、医師から告げられた通院日に仕事が入るなど、仕事との日程調整が難しい・・・15%

・病院と職場と自宅が離れており、移動が負担・・・12%

・体調・体力面で負担が大きい・・・11%

これらの原因は、不妊治療の中でも体外受精・顕微授精の高度医療に取り組んでいる人ほど傾向は強くなります。高度治療になるほど、通院回数も多くなり、精神的・肉体的な負担が大きくなるからです。また、高度医療になるほど不妊治療費用は高額になり経済的な負担も大きくなります。

不妊治療と仕事の両立について悩む背景には、不妊治療の特性上、通院回数や予定日が読めず仕事のスケジュールが立てられない。不妊治療・妊活で精神的・肉体的な負担が大きくなる一方で、不妊治療費用が高額で仕事をやめることが困難、ということがあります

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不妊治療と仕事を両立する4つの方法

周囲の理解を得る

不妊治療と仕事を両立するにあたって重要なことは、周囲の理解を得ることです。不妊治療は、通院のために急に頻繁に仕事を休む場合があります。また、周期に合わせた通院が必要となるため予め通院スケジュールを立てることが難しいという現状があります。

不妊治療を経験したことがある人が職場の上司や同僚にいれば、そのような不妊治療の現状をすぐに理解してもらえますが、経験がなければきちんと説明して理解してもらわなければなりません。

仕事を休むことで周りに迷惑をかけて心苦しいと考える人も多いですが、現在の仕事と不妊治療を両立するためには避けては通れない道と言えるでしょう。

不妊治療と仕事の両立のサポート制度を活用する

近年では、不妊治療と仕事の両立をサポートする制度が企業や国で設けられています。不妊治療と仕事の両立をサポートする制度は、不妊治療の通院のために休暇を取りやすくする制度不妊治療費の負担を軽減する制度です。

企業によって設けている不妊治療休暇制度

企業によっては不妊治療のための休暇制度や、不妊治療に利用できる休暇制度を設けている場合があります。制度内容は、体外受精や顕微授精を行うときに最長1年休職が可能で、1人につき1回取得可能とする制度や、失効した年次有給休暇を積み立てて、不妊治療等の特別休暇(有給休暇)として利用できる制度があります。

(例)不妊治療休暇制度/出生支援休暇制度/失効年休の積立制度

不妊治療とは直接関係ありませんが、フレックスタイム制度、半日・時間単位での年次有給休暇、自宅勤務が可能なテレワーク制度がある企業もあります。

勤めている企業で以上のような制度の有無を確認して、利用を検討しましょう。

不妊治療費の負担を軽減する制度

国や地方自治体、企業によっては不妊治療費の負担を軽減する制度も設けられています。

国・地方自治体の場合、「特定不妊治療費助成制度」があります。利用条件は妊娠の見込みがないか極めて少ないと医師に診断されている、妻の年齢が43歳未満、夫婦合算の年収が730万円以下等です。

企業によっては、「不妊治療貸付制度」や「共済会補助金制度」などと呼ばれる制度を導入している企業があります。「不妊治療貸付制度」では、 体外受精・顕微授精等に要する費用を貸し 付け、給与天引きの形で返済する制度です。「共済会補助金制度」は、 不妊治療に要した費用が一定金額を超えた場合に、費用の一部を共済会が 拠出する制度です。利用は1年度内に1回限りという制限があります。※制度名は企業によって異なる場合があります 。

異動願いを出す

勤め先で部署の希望を出すことができる場合は、比較的業務が楽で時間的ゆとりのある部署に異動願いを出すのも一つの方法です。不妊治療中であることを周囲に言いづらいという人は多いですが、今後も同じ職場で仕事を続けていきたいならば、正直に困っていることがベストでしょう。正直に話すことで、実情に沿った働き方ができる部署に配置転換できる可能性があります。

休職する

休職制度がある場合は休職制度を利用するのもひとつの手です。人によっては、職場で勤めている限り、迷惑がかかってしまう可能性が心配な人やじっくり不妊治療に向き合いたい人もいるでしょう。休職することができれば、今の勤め先を失うこともなく、不妊治療にしっかり取り組むことができるでしょう。

退職・転職する

NPO法人Fineの調査によると、不妊治療と仕事の両立に悩んだ人の約6割が退職、約2割が転職を選んでいるのいうデータがあります。上記で解説した不妊治療の休暇制度などがあっても「利用できない」という人もいるからです。利用できない理由は、「不妊治療をしていることを知られたくない」、「制度が使いづらい」、「制度が周知されておらず、職場の理解を得るのが困難」などです。制度があっても利用していない人は4割にのぼります。また、体力的・精神的な負担から離職する人も多くいます。

不妊治療と仕事の両立の難しさを周囲にわかってもらえずスケジュール管理が困難、不妊治療の精神的・肉体的辛さから退職・転職を余儀なくされている人が多いのが現状です。

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不妊治療と仕事の両立が難しく退職を選んでも、新たな道を見つければいい

不妊治療と仕事の両立が難しく、現在の仕事を退職しても新たな道はかならず見つかります。

一番良い方法は、不妊治療に取り組みやすい環境へ転職することです。

女性に優しい職場で働く

近年、働き方改革関連法の影響で、残業・時間外労働、有給未消化への規制が厳しくなっています。

そのような法規制を避けるため、従業員を大事にしようとする会社が増えています。

さらに、人口減少・高齢化の影響を受け、女性に働き手を求める職場が増えています。

そのような会社は、女性のライフイベントへの理解が大きい傾向があります。

女性にとって、このような社会の流れは追い風で、理想とする働き方を諦める必要がなくなってきているのです。

このような会社を選ぶためには、女性に特化した転職サイトを利用することで理想の職場を見つけることができます。

→ 女性に優しい会社の求人に強い転職サイト

 

リモートワーク・在宅勤務で働く

毎日職場に行くのがつらい・・・という場合であれば、リモートワーク・在宅勤務という働き方があります。

リモートワーク・在宅勤務であれば、会社に出勤することなく、パソコンとインターネットを使う環境であれば、家で仕事をすることができます。

リモートワーク・在宅勤務というと、プログラミングやWebデザイナーの仕事のイメージが強いかもしれません。

最近では、経理・事務・営業・企画・管理など、リモートワーク・在宅勤務できる職種の求人が増加しています。

これまでの経験を活かしながら、リモートワークの正社員・契約社員として働く働き方は職場環境が家になるだけなので続けやすいですね。

条件のいい案件は比較的すぐに埋まってしまうので、会員登録して新着案件がアップされたらすぐわかるように設定しておくのがおすすめです。

→ リモートワーク(在宅勤務)の求人に強いおすすめサイト

 

個人事業主として働く(副業として始めるのもあり)

個人事業主としての働き方もあります。

代表的な仕事は、プログラミング、Webデザイナー、Webライター、ハンドメイド、イラストなどがあります。

また、自分のサイトを立ち上げてアフィリエイト、転売、起業という方法もあります。

フリーランスとして働くには、それなりにスキルが必要です。

自由な働き方ができる反面、そのスキルを身に着けるために時間がかかるという面もあります。

個人事業主としてのスキルに自信がないひとは、本業の仕事をしながら、在宅ワークなどでスキルを身に着けながら副業を始めるのがおすすめです

自分のスキルに自信がついたら、独立してフリーランスになるという方法もあります。

いきなりフリーランスで働いて収入減となることを避けることもできます。

 

不妊治療は金銭的負担が大きくなかなか仕事をやめられないという人も多いと思います。

しかし、不妊治療を優先したいのであれば、一時的に仕事をセーブして退職・転職して、その後いちから人生を立て直すというのも間違いではありません。

自分にとって夫婦にとって何を一番大事にしたいのか見つめ直して、後悔のない結論を出しましょう。

今後の日本や企業の両立支援・サポート体制の充実に期待

これまで解説したように、国・地方自治体・企業の制度は整備されつつあります。しかし、実際にそれらの制度を利用しづらい人のほうが多く、まだまだ不妊治療と仕事の両立できないというの現実です。

また、不妊治療は全員が経験することではないこともあり、不妊治療と仕事の両立が難しいということがなかなか認知されないというのも原因のひとつです。その原因を解消するには、不妊治療の実態をより多くの人に知ってもらう必要があります。企業やセミナーなどで研修を行って、正しく理解してもらうことが重要です。

まとめ:不妊治療と仕事を両立する4つの方法

不妊治療と仕事の両立は難しく悩んでいる人がたくさんいます。不妊治療休暇制度や助成金などの制度もありますが、周囲の理解などがなかなか得られず、上手く利用できないという人も多いです。

また最終的には、不妊治療と仕事の両立が難しく退職・転職を選ぶ人が大部分を占めるというデータもあります。しかし、退職・転職を選んだとしても、視野を広げればたくさんの選択肢が目の前に広がっています。

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